都会なのに家賃が安い!「札幌」での生活費や住み心地を細かくご紹介

Ciao!コスパ命の主婦、Gobu(ごぶ)です。

2020年〜2021年あたりに1年半ほど札幌に住んでいたので、その時の生活費」や「住み心地」、「引っ越し費用」などについて細かく細かくご紹介したいと思います!

北海道は自然がキレイで、食べ物も美味しいから旅行先として人気ですよね。

だから観光情報はネット上にもたくさん載っているんですが、いざ移住しようとすると情報不足に悩まされます。

意外と少ないんですよ、こんな長距離の引っ越しをする人!笑

それに雪に慣れない土地で育った私たち(?)にとって、雪国は未知の世界ですから不安でいっぱいです。

冬は雪かきしなきゃいけないの?

暖房代高そう…寒さに耐えられない…

ヒグマ多いんでしょ?怖すぎる。

そんな疑問にもお答えしていますので、北海道移住に興味がある方はぜひ最後まで読んでみてください♪

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1年の半分は雪

中島公園脇の歩道で撮影

北海道に住んで一番驚いたのは、積雪量の多さよりも、雪が降る期間の長さ

10月ごろから降り始めて、4月までちょいちょい降るので、なんと半年間も雪ということになります。

どう思いますか?長くないですか?笑

とはいえ、雪の日も歩いて出かけることはできますし、札幌の電車は地下鉄なので、交通機関での移動も困りません。

それに札幌の中心は地下街があるので、そこを通って移動したり買い物したりすることもできます。

でも、1年の半分が雪って、長いですよね。笑

後で書きますが、私たちは景色のいい部屋を借りていたんですよ。でも半年間景色がずっと真っ白だと、その価値が半減したように感じました。(もちろん雪は綺麗なので、 その景色も好きでしたよ。)

雪にばかりフォーカスしがちなので他の季節についても触れておきます。

中島公園で撮影

札幌の春は素晴らしく綺麗でした

まず街中に花が溢れていて、歩いているだけで明るい気持ちになります。

雨の日が少なく、空気も綺麗なので、青空と植物で鮮やかな景色を毎日楽しめます。

ちなみに桜の開花は4月末!ゴールデンウィークもキレイに咲いていました。

関東の春よりは涼しいので毎日長袖を着ていましたが、スギ花粉に悩まされないお花見は最高です!(後で書きますが、北海道と沖縄は花粉症ほぼないです。)

銭箱ビーチで撮影

北海道に移住する前の私は、「北海道に住んだら海で泳げなさそう!」って思っていました。

夏も涼しいと思っていたんですよ。でも実際は違いました!

暑い日が何日も続くということはありませんでしたが、普通に30度を超える日が何日もありました。

なにより嬉しいのが、梅雨がないから雨が少ないこと!

最近は環境問題のせいで「蝦夷梅雨」という梅雨が北海道にもきているそうですが、それでも関東育ちの私にとっては断然晴れている日が多く感じました。

海も大賑わいですよ!海の家もあって、本島と同じように海を楽しめます。

札幌に住んでいる人は「おたるビーチ」に行く人が多いみたいですが、おたるビーチは駅から遠いのでバスに乗らなきゃ行けないんですよ。(歩いてみたら40分以上かかりました。)

しかもバスの本数が少ないので、車を持っていなかった私たちには少し大変でした…。

なので、私のおすすめは「銭箱ビーチ」です!駅から近くて、カフェやコンビニも近くにあるので便利でした。

ビーチでBBQをすることもできるので、大人数で来ている方が多かったです。

中島公園で撮影

秋は関東よりもかなり涼しかったです。

だけどやはり雨の日が少なく、綺麗な紅葉を楽しめます。ただ短いです。すぐ寒くなるので。

そして冬が近づくと、あらゆる公園や庭で植物の雪対策を始めます。

雪の重さに負けないように屋根をつけたり、木を縛ったりするんですよ。

今まで見たことがなかったので、庭師さんの仕事風景をみているだけで楽しかったですよ。

冬はずーっと雪です。雨の日はありません。

晴れの日もありますが、気温が低いので雪は溶けません。地面は常に真っ白です。

雪が服についても溶けないので、傘をさしている人はほとんどいませんでした。手でパッと払えば落ちるので、みんな帽子をかぶっていました。

一番寒い時期はブーツと手袋をしていても指先が冷たくなるため、外出時は靴下2枚が必須でした。

耳が痛くなるほど冷えるので、耳当ても必須です!

池や川は凍り、公園ではよく野生のキツネを見かけました。

スズメがまるまる太っていて、可愛かったですよ♪

雪で外出が億劫になっても、「UberEats」や「Wolt」などの出前サービスがあるので安心です。

冬は自転車ではなく車で届けてくれます♪

じつは雪かき不要

北海道に住んだら雪かきしなきゃ!と思っていた私ですが、札幌に住んだ1年半で一度も雪かきをしませんでした

なんてったって、毎晩、除雪車が雪かきしてくれるんですもの!

道路だけでなく、歩道にもかけてくれるので、滑り止め付きブーツさえ持っていれば、どこでも歩いていけます。

関東で育った私にとっての雪は、「降っても次の日には溶けて地面がベチャベチャになる」というものだったんですが、北海道の気温的に冬に雪が溶けることはないので、地面は常に真っ白なんですよ。

(↑)また、札幌の中心や駅の前などにはロードヒーティングが設置されているため、熱で道路の雪が溶けています。

正直私はロードヒーティング嫌いなんですけどね。だって溶けた水が固まってツルツルになって滑るんですもの。

逆に除雪された道は白い雪が残っているのであんまり滑らないんですよ!

ちなみに、除雪された雪はトラックで運ばれ、大きな川に積まれていきます。

あと冬が近づくと至る所に「砂利置き場?」が登場します。これを道路に撒くと滑り止めになるとかならないとか。

家賃安過ぎ!礼金なし

札幌の中心に初めて行って驚いたことは、「ここは銀座ですか?」ってくらい栄えていることです

地下街にはお店がズラーっとならび、地上にもデパートや商業施設、レストランがたっぷり。

そんな都会な札幌ですが、家賃がびっくりするぐらい安いんです

駅徒歩10分以内の2LDKは、3万円代からあります。しかもたくさん。

家具家電付きのワンルームも2万円弱からあります。

私たちは景色がいい部屋を選んだので、「駅徒歩5分」「オートロック付き」「最上階」「角部屋」「1LDK」 で59,000円/月(管理費込み)でした。

北海道の家賃相場からしたら高めだなと思いますが、東京で「ワンルーム63,000円/月に住んでいた」ことや「1LDK100,000円/月の部屋を借りようとしていた」ことを考えると十分安いです。

さらにびっくりなのが、ほとんどの物件が礼金なし

敷金なしの物件もかなりました。

礼金:貸主に対してお礼の意味を込めて渡すお金。一度払うと戻ってこない。

敷金:借主が前もって貸主に預けておくお金。退去時、清掃費や修復費を差し引いて残金が返還されるケースが多い。

初期費用が抑えられるのは嬉しいですね!

ヒグマに注意

北海道と切っても切り離せないのがヒグマですね!

日本では北海道にしか生息しておらず、大きくて雑食なため毎年被害が出ているんですよ。

北海道の55%の地域に生息しているそうですが、札幌でよく目撃情報の通知が来ていたのは「藻岩山」「円山」「定山渓」あたりでした。

藻岩山ロープウェイから撮影

(↑)「藻岩山」の近くに住んでいる元同僚は「ヒグマがよく街の中歩いてるよ。」って言ってました。怖過ぎます。

円山公園にて撮影

円山」には「円山動物園」や「北海道神宮」に加え、散歩にぴったりな公園があるので何度も行きました。

でもある日人が全然いない日がありまして、調べてみたところヒグマの目撃情報があった次の日でした。

地元の方々もヒグマ情報に敏感なのですね!もちろん私たちも怖くなって、その日はすぐ帰りました。

ちなみに円山にはハイキングコースがあり、軽い運動にピッタリです!

私たちが行った時は、野生のキツネに会えました。

(↑)「定山渓」は中心から離れているのですが、温泉地として有名で、キャンプ場もいくつかあります。

もし家を探す際は、ヒグマの生息地もぜひ調べてみてくださいね!

カラスが凶暴で怖過ぎる

札幌にはカラスが大量にいます。そして大きくて凶暴です。

例えば、公園でお弁当を食べていると頭に突撃してきたり、追いかけてきたり、周りを囲まれたりします。

脅かしても一切逃げないんですよ。最強です。

カラス対策で、鏡を頭の上で持ちながら散歩している人もいましたよ。

ある日、サッカーをしている少年のリュックが持ち去られているのを目撃したこともあります。

サッカーをする時にリュックなんて背負わないですからね!

自転車のカゴにリュックを入れていたものを、そのままごっそり持っていかれていました。かわいそう。

街中なら割と大丈夫ですが、公園で食事をする際は木の下で食べてくださいね。そして荷物からは目を離さないこと!

暖房代はそんなに高くない

晴れた日にベランダで仕事をする旦那

北海道の冬はとっても寒いですが、室内はそうでもありません。

天井が低く二重窓になっているから防寒対策バッチリなんです

代わりに夏は熱がこもってめちゃくちゃ暑かったです。日が暮れた後も熱が逃げないので、夕方でも暑かったくらいです。

そんな防寒バッチリな構造のおかげで、家の中は想像していたよりも寒くなかったです。

冬は朝から寝るまで暖房をつけっぱなしにしていましたが、一番高い月でも12,000円でした。

プロパンガス > 灯油ガス > 都市ガス」とガスによって値段が全然違い、我が家は一番高いプロパンガスでしたがそんなもんでした。

北海道民に聞いたところ、秋から春まで暖房をつけっぱなしにするため、月20,000円は超えると言っていました。

一年間にガスヒーターのスイッチを押すのは2回だけということです。凄過ぎます。

深刻な結露問題

窓からの景色

冬になると外の気温が低くなり、室内は暖房でポカポカになりますね。

そこで出現するのが「結露」です。

私も札幌で初めて冬を迎えた時に驚いたのですが、毎朝、結露で床がびちょびちょになるんですよ

まずは窓が結露で覆われ、それがどんどん床に垂れて水溜りに。

それだけならまだわかりますが、窓がない壁も外に面している場合は床が結露して水溜りになります。

私の部屋は角部屋だったため、1面は窓、もう1面は壁ですが外に面しており、計2面に家具が置けなくなりました。

確かに入居時に「すのこやベットがないと布団が濡れますよ」と言われたんですが、ここまでとは思わなかったので驚きです。

もし北海道に住む機会がありましたら、ぜひしっかり結露対策グッズを活用してくださいね!

冬になるとどこへ行っても結露グッズがたくさん売っていますから!

乾燥するから加湿器必須

我が家の加湿器

雨があまり降らないせいなのかもしれませんが、札幌は常にとっても乾燥していました。

冬は暖房をつけるため、これまた乾燥します。

乾燥肌の私にとってこれは致命的でして、数時間に1回化粧水を塗っていました(笑)

普段スキンケアなんて使わない旦那も、すぐに皮が剥けてきてしまうため、毎日化粧水を塗るようになるほどです。

札幌に移住する際は、加湿器の購入を検討してみてください。

北海道にも花粉症がある

富良野の青い池

北海道と沖縄には花粉症がない!というのは有名な話ですよね。

私もアレルギー持ちなので毎年花粉に悩まされてきたわけですが、北海道では反応ゼロでした

でも北海道民曰く「白樺花粉の花粉症があるから辛い」と言っていました。

とはいえ、杉やひのき花粉とは比べ物にならないくらい軽症なんですけどね。

札幌の生活費は○円

我が家の冷蔵庫の上

お待たせしました!ここからはお金の話です。

家計簿をつけるのが趣味でして、詳細な情報が残っているので細かく共有させていただきます♪

1ヶ月の光熱費平均

家賃+共益費 水道電気ガスネット スマホ合計
平均 ¥59,000 ¥2,210¥4,362 ¥6,437 ¥2,178¥5,343 ¥80,600
high
low
59,000
59,000
2,406
2,112
6,547
3,499
11,877
3,553
2,178
2,178
8,155
4,943
90,163
75,285
2021~2022年の平均光熱費と最高/最低金額(2人分)

(↑)毎日在宅で仕事をしている私たち夫婦2人暮らしの光熱費です。せっかくなのでスマホ代もいれてみました。

もし出社が必要な仕事をしていたら、電気/ガスの料金がもう少し安かったと思います。

ちなみにガスはプロパンガス、コンロはIH、スマホは2人共UQモバイルを利用していました。

その他の出費

食費外食投資寄付合計
平均 ¥32,083 ¥15,854 ¥14,846¥100,000 ¥4,500 ¥167,283
high
low
36,312
26,579
23,328
8,158
38,828
3,050
180,000
80,000
4,500
4,500
282,968
122,287
2021~2022年の平均生活費と最高/最低金額(2人分)

私たち夫婦の共通の楽しみが「食べること」「飲むこと」なので、食費と酒にはお金をかけています。

札幌は八百屋、肉屋、魚屋がけっこうあって、安くて新鮮な食材を気軽に買うことができましたよ。

私が料理好きのため外食はあまりしませんが、雪の日はよくUberEatsやWoltでランチを頼んでいました。(←外食代に含んでいます)

外食費のhighが飛び抜けているのは、12月です。毎年恒例クリスマスディナーへ行ったためです。

投資はNISAで積み立てています。

寄付はワールド•ビジョンのチャイルドスポンサーに登録していて、毎月ケニアに寄付しています。

毎月必要な金額は2人で○万円

光熱費の平均+その他の出費平均=247,853円/月」なので、毎月必要な額は2人で約25万円

2で割ると、1人13万/月くらい稼げば足りるということになります。

また投資は出費ではないので抜くと、毎月消えていくお金は2人で15万円

毎日チーズを食べ、お酒も飲み、ほとんど家で過ごしているのにこの金額って、安いと思いませんか?

もちろん地方に比べたら高いですけど、場所は札幌ですし、しかもプロパンガスですからね!

(↓)詳しくは別の記事に書いているので、よかったら合わせて読んでみてください。

引っ越し費用 [札幌→兵庫]

私たちは海外ノマド生活から日本に帰国して、実家で隔離生活をした後に札幌へ引っ越したため、残念ながら札幌への移住費用はほとんどかかってないんですよ。

というのも、以前日本で所有していた家具は、日本を出る際に全て売ってしまったため、家具なしで札幌へ引っ越したんです。

だからかかった費用は自分たちの渡航費と段ボール2つ分のみでした。

ということで、札幌から兵庫へ引っ越した際の費用体験談をお伝えします。

まず5社ほど見積もりをした際に全ての会社に言われたのが「長距離のため中3日以上かかる」でした。

例えば4月1日に引っ越し業社のトラックに荷物を積んだとすると、新居への到着は4月5日以降になるということです。

布団がなくて新居で寝られないので、困っちゃいますよね。

だいたいその期間は実家やホテルに滞在する方が多いようですが、私たちはいち早く新居に向かいたかったため、寝袋を手荷物として持っていきました(笑)

結局わたしたちはアート引越センターに決めました。理由は「安い」「早い」「安心」です。

まず金額は混載便で「18万円でした。距離を考えると安すぎると思います。

しかも中2日」で届けると言ってくださいました。これはありがたいです。

さらに、見積もり時の対応がとても丁寧でだったため、安心して任せられると感じました。

ちなみに一番安かったのはサカイ引越センターで「17万円」でしたが、「中4日以上」かかると言われ、しかも見積もり時の対応がザツで気に入らなかったのでお断りしました。

私たちのお家紹介

せっかくなので、私たちが住んでいたお家の中も紹介させてください。

間取りは1LDK最上階角部屋でした。

家賃は先ほど紹介した通り59,000円/月(共益費込)です。

(↓)リビングはこんな感じ。壁に向かって料理するのが嫌だったのでオープンキッチンのお部屋を選びました。

(↓)寝室はこんな感じ。冬は結露対策で配置を変えていましたが、それ以外はこの配置でした。

(↓)デスクはこんな感じ。2人とも家で仕事をするので、デスクも2箇所にあります。

さいごに

中島公園のイチョウ

どうですか?北海道に住みたくなりましたか?

自分が移住した時に驚いたことを中心に書いたため、少しマイナスな内容が多くなってしまいましたが、実際は最高の生活でしたよ!

食べ物が美味しくて、空気が澄んでいて、自然がいっぱいの楽園です。

ただ雪の降る時期が長すぎて、スキーやスノボを以外のアウトドアができる時期は限られてしまうので、好き嫌いが分かれるかな〜とは思います。

それでは、今日も素敵な1日になりますように。have a good day~

Gobu(ごぶ)